私が入社して早34年が立ちました。
入社当初はダイキン工業系列の設備会社さんに2年ほどお世話になっておりました。
そこで、サービス、工事、設計と一通りの技術をおそわりました。
ダムの製造に使うコンクリート(バッチャープラント)に冷凍機が使われているなんて知ってますか?
その修理にサービスカーで四国まで行ったんですけど部品交換が必要でね。
すぐに部品が入らなというんで、土佐に行ってカツオのたたきと日本酒でいっぱいやって、道後温泉につかって帰ってきちゃいました。そういうのって覚えてますね。
そういえば、神戸ビーフも食べたんだけど四国へは橋を渡ったのか船に乗ったのかはおぼえてないんだよね。
でも、その会社で使ってた資料、まだ使っています。貴重な資料です。
玉川設備に戻ってからはダイキン系のエアコンサービスをしていました。
エアコンのこと昔はクーラーって呼んでたんですよ。覚えてます。?
(そういえばダイキンは昔エアコンではなくエヤコンだった。)
今みたいに携帯やカーナビなんかない時代だったから地図見て、近くの場所に行って、公衆電話探して、電話かけて目印聞いて、やっとお客さんとこついてなんて毎日やってましたね。
1日4件回るのがやっとだったけど今のサービスマンは10件もたされるんだって。
すごいね!だけどよくよく聞いてみたら今は技術が進歩してるんンで昔はビス止めの配線を外していたのが、今はコネクターで抜き差しするだけとか、マニュアルとかサービスセンターとかいろいろあるんだって。
石の上にも3年と言って先輩の仕事について回ってたんだけど今じゃ半年で一人で回ってるもんね。
何件も回って大変な仕事なんだけど、続けられるのはやっぱりお客様の「ありがとう」の言葉だよね。その言葉聞くとやっぱり嬉しいんですよ。そりゃ、たまには怒鳴られることもあるけどそこは勉強だと思って。
勉強といえば
玉川設備は資格の取得にも積極的に応援しており、入社3年で3種冷凍責任者、2種電気工事士等を目指して頑張って貰ってます。その講習や、テキスト代などは会社で負担(但し、受験料だけは自己負担:少しは痛みを伴わないとということで)合格後は資格手当が毎月でますよ。(これがバカにならない。上限あるけど)だから勉強する人はどんどん資格をとってます。
なんで積極的に資格取得を進めるのかっていうとまずは自分のスキルアップだよね。
自分を大きくするのにやっぱり知識は必要だとおもう。
それから玉川設備の企業理念に「お客様に信頼と安心を提供できる技術力のある企業を目指す」。とありその一環でも有って、エアコンだけでなく空気調和機とか、ファン、ポンプ、自動制御、など色々な技術を持ってお客様に信頼と安心を提供できるようにしている訳。
あるお客様で、ファンコイル(冷温水を循環して冷暖房する装置)で冷房しているんだけど冷えない。
他社でみてもらったが温度調節器がダメみたいだけど直せないみたいな状況で、点検してみたらファンコイルのファンの回転がどうもおかしい。単相電源なので回る方向は1方向なのに逆転している。
羽の取り付けも可笑しくない。さてと思ってお客様に聞いてみたら何年か前にモーターのオーバーホールをして居るとのこと。なるほど。電動機内部のローターのとりつけが逆であったのだ。
早々に分解して、回転を確認。Okである。あとは温度調節器。こちらは古く現状の温度調節器をとりつけられない。
ということで、ちょっと配線改装を行い温度調節器を新しいものに交換。
モーターのオーバーホールや電気配線の改装などいっぺんにやってくれるところはあまりないようでお客様には大変喜んで頂けました。
こういうサービス部門の技術が更新工事に繋がっていく。サービスのイロハを知っている人が工事をするとサービスマンに喜ばれる。点検や修繕がしやすいからだ。また、設置場所も機器にベストなところも良く知っているから効率の良い運転が可能となるのでお客様にもよろこばれる。
これって思うんだけどチーム力なんだよね。
個々の部門にたけている会社って大きくてりっぱな会社が多いと思うけど小さくてもチームとして成り立っている会社っていいよね。
だからいつの日からだったか僕はこの会社を「チームtamasetsu」って呼んでるんだよね。
業に入っては業に順い、個においては四季を感じ季楽にいこうかと
幸おおい事お祈りします 乾杯
代表取締役 河野康明